こんにちは、今回は世田谷区の用賀の量子ゼミナールでイギリス、オックスフォードのOQCの超伝導量子コンピュータを利用したイベントを行いました。
量子コンピュータは将来のコンピュータとして期待されているものですが、基本的な説明から実際にOQCのマシンをボタンを押して実行してもらいました。
今回はイギリスOQCさんの超伝導量子コンピュータを弊社で利用させていただいていることから、皆様に体験していただけました。
量子コンピュータは、「量子回路」と呼ばれるプログラミングを通じて計算を行います。今回はOQCを利用して量子重ね合わせと量子もつれの違いや挙動について学びました。
基本的な内容は、「初級量子コンピュータジェネラリスト講座」でも紹介しています。
正直OQCのマシンは環境が整っているため、あまり驚くほどのものはなく、ボタンを押しただけで簡単に計算ができてしまうので、今のコンピュータとあまり動作の違いを感じるのは難しいと思いますが、実際にすぐに簡単に手元から計算できてしまうという感覚はわかってもらえたのではないでしょうか?
OQCのプログラミング方法は、具体的にこちらのサイトで紹介していますが、実際にそれを行ってもらいました。
OQC (Oxford Quantum Circuits)の量子コンピュータを使ってみる。
参加者は高校生、大学生、社会人と大学生が多かったです。教室があまり広くないので、付き添いの方含めていっぱいになってしまいました。。。
今後は家でも復習をしたいと思うので、手元のPCなどを持ち込んで行うような演習も増やせればいいなと思っています。
ちなみに大学生の方から、今量子コンピュータはどれくらい学べばいいのですか?という質問がありました。今の量子コンピュータはエラーありのハイブリッド方式と、エラーなしの単体計算方式のちょうど間にいてあまりいいソフトウェアがありません。現場でも量子コンピュータのソフトウェア開発は停滞していてほぼ新しいものが出てきていません。ですので、今は将来のために勉強するというタイミングで、機械学習の方を優先し、量子コンピュータは20%くらいの力で学習するのをお勧めしています。
今後また量子コンピュータのソフトウェアが盛り上がってきたら少しずつ勉強する割合を増やしていけば良いかと思います。